Welcome to this world!


だいぶ更新をご無沙汰してました!

FacebookやTwitterなどではご報告させていただいておりましたが、こちらでも改めてご報告です。

予定日より10日も早い、7月22日の夜に、おかげさまで無事元気な女の子を出産いたしました。
母子ともに今も健やかに過ごしております。

出産というものがどういうものかイメージはしていたし、痛みには強いほうなので、軽く考えていたけれど、実際は、経験したことのない痛みと苦しみでビックリしたのが正直なところでした。

ただ、第三者的な視点もあって「おおぅ、これが陣痛か、確かに痛いわ…」と冷静なところもあり。陣痛の弱まった間に、友達宛てに子宝祈願の”赤富士”を描いてみたり、助産婦さんと色々話したりして、赤ちゃんがゆっくり降りてくるのを待つことができました。

分娩室はホテルの一室のようなつくりで、静かにゆったりと動く助産師さん達は、オレンジ色のランプに照らされ、壁に淡い影がゆらゆらと揺れていました。それは、もう少しで新たな命が生まれてくる風景として、何処かこの世のものとは思えない神秘的な光景でした。

仕事を途中であがることができた夫も急いで駆けつけてくれて、調理場と汗のしみついた服の匂いが私を安心させてくれた。すごく心強かった。

命が誕生した瞬間、赤ちゃんは、可愛く小さな声でオギャアと何度か泣きました。私は、出産したら感動で泣くかと思ったけど、赤ちゃんにやっと会えた嬉しさのほうが大きくて、笑顔があふれて仕方なかった。そして、カンガルーケアで、胸にちょこんと置かれた娘を見て、この子がずっと待ってた子なんだ、やっと会えたんだ、と嬉しさでいっぱいでした。

翌朝、目を覚ました時に横にいた小さな命を見て、スヤスヤと眠る娘を胸に抱いたときに、心の奥底から震えるような感情が襲ってきて、涙が止まらなくなりました。それは、愛しさだけでなく、こんなに小さくて脆い存在が息をして生きてくれてること、奇跡のような存在、命に対する畏敬の気持ち。そして、どうしようもなく大切な存在ができてしまったことの深い哀しみだったように思います。

私はずっと、あなたが大好きで、あなたに会えたことが、本当にうれしい。だから、一緒に幸せになろうね。

そのずっと泣き続けた日に誓った、娘に対する気持ちを胸に、今も毎日過ごしています。
彼女と出会えた人生でよかった。本当によかった。感謝でいっぱいです。

これからあなたと一緒に、いろんな風景を見よう。そして笑っていこう。

ようこそ私たち家族のもとへ、ようこそ世界へ。



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