魅力オブ新解さん




Nikon F3/FUJIFILM PRO400H




動物園、大好きです。
よくカメラを持って遊びにいきます。

皆大好きなパンダには興味はなく、
ペンギンとフラミンゴと会うために行っているようなもの。
ほんと、大好き。
毎日でも行きたい。


でも時々、
「本当はこんなところにいたくないんだろうねえ」と思うと、
切ない気持ちに包まれることがあります。

写真の、動かない鳥、ハシビロコウだって、
本当はもっと動きたいんじゃないかなと思ってしまったり。


動物園、嫌いな人だっているでしょうね。


そんな時、
三省堂『新明解国語辞典』、通称“新解さん”の第四版、
辞書ファンにとっては伝説になっている「動物園」の語釈を思い出します。



どうぶつえん【動物園】  
生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、
捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、
狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、
人間中心の施設。
(第四版)

過激すぎ。


国語辞書なのに、
「動物園=虐待」という、
完全な主観で書かれてるのがすごいです。
(のちにクレームが来て、変更されました)


今ではネタ的な扱いで面白がられているけれど、
子供が真面目に辞書引いた時にコレ出てきたら、
トラウマになりかねないと思うと、あまり笑えないとも思いますが。

ただ、そんな個性の強い、独特な語釈が繰り広げられているから、
たくさんのファンがいるわけであり、
私も、なんやかんやで、新解さんの大ファンなのであります。


新明解でもう一つ有名な、「恋愛」の語釈を最後に載せて、
今日は終わりたいと思います。



れんあい【恋愛】
特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、
二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、
出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、
常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、
まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。
(第五版)

なんか、こう、
ずいぶん危なっかしい恋愛、よね?

















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