目と心さえあれば僕はいい








イタリアの詩人、ウンベルト・サバの詩が好き。

彼の詩集を読んでいると、
どんなに心が波立っていても、しんと静まり返る気がしています。

そしてサバが死ぬまで愛したトリエステの光を、
一緒に浴びているような・・・。


数ある作品の中に、「孤独」という詩があります。
全文は、ググれば結構出てきますので(便利すぎる)
ぜひ読んでみてください。

孤独というタイトルではありますが、
イタリアの太陽を感じたり、
その太陽に照らされて影ができる道を感じたり、
なぜか、ちっとも孤独な気がしてきません。

どこか凛としていて、
読んでいる私たちの心に、
少しだけ強さを与えてくれるような、
そんな素敵な詩だと思います。


最後のフレーズに、
“目と心さえあれば、ぼくはいい”
のがあり、
私はこの言葉が大のお気に入り。


目と心さえあれば、ぼくはいい。


この言葉に、
自分が一番大事にしたいもののすべてが、
こめられているような気がするのです。






Comments

  1. くじら4/01/2012

    目と心。
    なんか色々考えさせられますね。
    素敵な言葉だと思います。

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    Replies
    1. 言葉や写真の表現をするうえで、
      ものすごく影響を受けている詩人です。

      この詩を翻訳した須賀敦子さんも大好きで、
      シンプルな言葉の中に、たくさんの想いが詰まってて、
      憧れです^^

      たくさんコメント書いてくださって、
      ありがとうございます!!

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