目と心さえあれば僕はいい
イタリアの詩人、ウンベルト・サバの詩が好き。
彼の詩集を読んでいると、
どんなに心が波立っていても、しんと静まり返る気がしています。
そしてサバが死ぬまで愛したトリエステの光を、
一緒に浴びているような・・・。
数ある作品の中に、「孤独」という詩があります。
全文は、ググれば結構出てきますので(便利すぎる)
ぜひ読んでみてください。
孤独というタイトルではありますが、
イタリアの太陽を感じたり、
その太陽に照らされて影ができる道を感じたり、
なぜか、ちっとも孤独な気がしてきません。
どこか凛としていて、
読んでいる私たちの心に、
少しだけ強さを与えてくれるような、
そんな素敵な詩だと思います。
最後のフレーズに、
“目と心さえあれば、ぼくはいい”のがあり、
私はこの言葉が大のお気に入り。
目と心さえあれば、ぼくはいい。
この言葉に、
自分が一番大事にしたいもののすべてが、
こめられているような気がするのです。
目と心。
ReplyDeleteなんか色々考えさせられますね。
素敵な言葉だと思います。
言葉や写真の表現をするうえで、
Deleteものすごく影響を受けている詩人です。
この詩を翻訳した須賀敦子さんも大好きで、
シンプルな言葉の中に、たくさんの想いが詰まってて、
憧れです^^
たくさんコメント書いてくださって、
ありがとうございます!!